[ 都市企業と交流を深めてメイク・ビジネス ] 2015/10/24

「NPO伊那里イーラ」では、都市と農村の交流
事業を推進しています。

この事業の最終目的は、定住促進にあります。

しかし、民間団体が、いきなり不特定多数の方に
飯島町への定住を呼び掛けても、目的の達成には
無理があります。

当、NPOは、都市企業、団体、学校をターゲッ
トにして、先ずは、交流から始めることに力を注
いでいます。

そして、交流が深まって、相互関係が醸成される
ことよって、信頼関係が生まれ、更に進化すれば、
企業等と提携したニュービジネスを立ち上げるチ
ャンスがあります。

このように、段階を追って交流が進むことで、人
間関係も経済関係も親密になり、定住促進が可能
な環境が整えられると考えています。


「NPO伊那里イーラ」では、飯島町や中川村で、
皆さんご存知の「イーラ」を3年間開催しました。

これにより、地元の里山文化や田舎暮らしの楽し
みに触れる200個の「イーラプログラム」を開
発することが出来ました。

当NPOが企業、学校、団体等と交流を始める時
の提案は、この「イーラプログラム」を生かした
体験プログラムツアーの提案から始めています。

このプログラムは、都市住民にとって魅力がいっ
ぱいで非常に高い関心をもって、提案を受け入れ
て頂いています。


ここ2年ほど、この方法で、都市と農村の交流を
展開していますが、前段で述べた成果が次第に出
始めて参りました。

たとえば、東京にある世界的に有名な企業との交
流では、昨年1回、本年2回の体験ツアーを実施
し、毎回60名を超える参加者がありました。

そして、同企業の大会議室での飯島中川産農産物
を販売するマルシェの開催。更に、社員食堂で、
飯島産有機栽培米やみそ汁の通年メニュー化。
季節の野菜ボックスの宅配。を実施しました。

本年は、約1反歩の田んぼで、同企業の社員家族
が田植えや稲刈りに参加して生産し収穫した、無
農薬の「ミヤマシジミ米」を全量買い取って頂く
という成果も得ています。

都市住民にとって、飯島は「宝の山」です。
多種多様な趣があります。
これらは、すべて、メイク・ビジネスの対象にな
ります。

地域住民が自信をもって取り組めば、さらに大き
な成果が期待できると思います。





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